あるサイトであるデータに基いた検索システムのコンテンツを作成したのですが、そのデータが更新されるたびに何千項目というデータの差分を確認しなければならなくなりました。
差分を比較するにはかなりの時間を要してしまうため、なにかよいツールは無いものかと探していたところ、「WinMerge」という便利なフリーソフトを見つけました。
「WinMerge」はExcelファイルの他、Wordやpdfなどの新旧のファイルを比較することにより、差分をグラフィカルに表示してくれるソフトです。
ダウンロードするには、以下のページから
「WinMerge 日本語版」
32bit版と64bit版がありますので、パソコンの環境に合わせてダウンロードします。
WinMergeの使い方
ダウンロードした保存先に「WinMerge-2.14.0-jp-45-x64-Setup.exe.zip」というファイルがあると思いますので、解凍します。
解凍したフォルダに「WinMerge-2.14.0+-jp-45-x64-Setup.exe」がありますので、クリックして「WinMergeセットアップウィザード」の指示に従い、インストールを完了させます。
途中の「コンポーネントの選択」では、「プラグイン」にチェックを入れインストールしておくと、WordやExcelファイルの比較も可能になるようです。
WinMergeを起動します。
ExcelやWordファイルを比較する場合は、メニューバーの「プラグイン」→「自動展開」を選択します。
ただし、標準で添付されているDOC/XLS読み込みプラグインはWordおよびExcelがインストールされている環境でしか動作しないので、WordやExcelがインストールされていない環境の場合は、「xdocdiff WinMerge Plugin」をダウンロードします。
「xdocdiffPlugin_1_0_6d.zip」を解凍し、解凍先フォルダの中の「xdoc2txt.exe」と「zlib.dll」をコピーし、WinMergeのインストールフォルダの中にペーストします。
この状態で、早速、エンコードが「shift-jis」のExcelファイルの比較を行おうとしたのですが、ファイルが文字化けしてしまいました。
どうやら、さらにプラグインが必要で、先ほどの「xdocdiff WinMerge Plugin」の解凍フォルダの中に「MergePlugins」というフォルダがあり、その中に「amb_xdocdiffPlugin.dll」というファイルがありますので、これも同じくWinMergeのインストールフォルダの中の「MergePlugins」にコピーペーストします。
この「amb_xdocdiffPlugin.dll」を「MergePlugins」に入れることで、私の場合は文字化けは解消されました。
再度、比較したいファイルを開いて見たいと思います。
ファイルを開くには、メニューバーの「ファイル」→「開く」をクリックし、以下の画面の1と2にそれぞれ比較したい新旧のファイルを指定します。
すると、以下のように、差分箇所が黄色のラインでマーキングされますので、ひと目で変更箇所がわかります。
また、左横「location pane」には、差分箇所が黄色く表示されますので、その黄色の箇所に一発でスクロールを合わすことができます。
使ってみて、何千項目とあるデータの差分が一瞬でわかりますので、非常に便利なツールだと思います。
使い方など参考にさせていただいたサイト
http://sourceforge.jp/magazine/10/07/26/1010240