canonicalタグの誤使用でインデックスされないページの復旧

先日、あるサイトで新規ページを追加した際のことです。

サイトマップに新規ページのURLを追加し、ウェブマスターツール上でサイトマップを更新。

そして、「Fetch as Google」で、新規ページのインデックスをリクエストしました。

しかし、通常であれば1週間もすればインデックスされるはずなのに、10日、2週間経過しても一向にインデックスされません。

おかしいなあと思い、該当のファイルを調べてみると、ヘッダー内のcanonicalタグに他のページのURLが記載されていたのです。

お気づきかもしれませんが、canonicalタグを記載していた別のページのテンプレートをそのままコピーして使用したためタグが残ったままで、それを削除し忘れたのです。

なんでもっと早く気付かなかったんだろう・・・と落ち込みましたが、canonicalタグを削除すればいいだけなので、すぐに気を取り直しましたが、気がかりなのは、canonicalタグを削除しても反映されるまでに時間がかかるだろうということでした。

とりあえず、新規ページではcanonicalタグは必要ないので削除を行い、再度サーバーにアップロードしました。

そして、ウェブマスタツール上で、「Fetch as Google」でインデックスの再リクエストを行いました。

「Fetch as Google」の[パス]の該当ページのファイル名をクリックしてみると、[HTTP レスポンス]を確認することができます。

[HTTP レスポンス]と合わせて、該当ページのHTMLも確認できますので、そこでcanonicalタグが消えていることを確認します。

「Fetch as Google」を使えば、通常であれば、それほど時間がかからずすぐにインデックスされますが、約半日経過してもインデックスされていなかったので、念のため、さらにインデックスの再リクエストを行いました。

すると今度は10分もしないうちに、無事新規ページがインデックスされていました。

すでにインデックスされている重複ページの正規化でcanonicalタグを使用した場合、反映されるまでかなりの日数を要するので、どうなることかと思っていましたが、意外に早く反映されてよかったです。

このような凡ミスをする方も少ないかと思いますが、他のページのファイルを複製して使用する場合には、canonicalタグの誤使用には注意しましょう。