リビジョン機能を無効にし過去のリビジョンを消去する方法

http://www.example.com/example/

といった正規のURLに対し、

http://www.example.com/example/?page_id=32
http://www.example.com/example/?page_id=35

というようなパラメータ付のURLのページが、Googleに複数インデックスされてしまい、重複コンテンツとみなされてしまう問題について、前項でその原因が、Wordpressのリビジョン機能にありそうだということをみてきました。
同一コンテンツに対しパラメータ付URLの重複ページが複数できてしまう

そこで、まず、リビジョン機能を無効にし、これ以降、リビジョンが保存されないようにしました。

以下、リビジョン機能を無効にする方法について記載したいと思います。

リビジョン機能を無効にする方法

プラグインの「Disable Revisions」で機能を無効にする方法もあるようなのですが、今回は、コードを2行追加するだけで済む以下方法を選択しました。

wp-config.phpを開く

サーバのルート直下に置かれているWordpressファイルの中の「wp-config.php」を開きます。

一旦ローカルにダウンロードし、TeraPadなどのテキスト編集ソフトで開くといいかと思います。

wp-config

コードを書き加える

「wp-config.php」ファイルを開いたら、「wp-config.php」ファイルにすでに記述されている「/* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */」のすぐ上に以下のようにコードを2行書き加えます。

/* リビジョン無効化と自動保存の間隔変更 */
define('WP_POST_REVISIONS', false );
define('AUTOSAVE_INTERVAL',3600);

/* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */

「define(‘WP_POST_REVISIONS’, false );」でリビジョンを保存しないという指定。

「define(‘AUTOSAVE_INTERVAL’,3600);」で自動保存を3600秒、つまり1時間おきに指定することにより、実質、自動保存をさせないようにしています。

サーバーにアップロードする

コードを書き加えた「wp-config.php」ファイルをサーバーに上書きアップロードします。

以上で作業は完了で、Wordpressの「投稿の編集」画面上部の「表示オプション」タブをクリックし、「リビジョン」という項目が消えていれば成功です。

表示オプションタブ

(以上の作業は、下記サイトを参考にさせていただきました。
http://www.webopixel.net/wordpress/155.html

 

「Better Delete Revision」で過去のリビジョンを消去する

これで将来的なリビジョンについては保存されなくなりましたが、この設定をするまでにすでにデータベースに保存されているリビジョンと自動保存の履歴が残っています。

今回、問題として取り上げている意図しないパラメータ付URLを生成させないという点においては、さらにこのデータベースに残っているリビジョンを消去しておいた方がいいと思いましたので、プラグインを使って消去することにしました。

プラグインには、「Better Delete Revision」を選び、早速使ってみました。

インストールは、[プラグイン]→[新規追加]→[検索]で「Better Delete Revision」を入力し、選択、有効化という流れで行います。

有効化を行った後、[設定]から[Better Delete Revision]をクリックします。

Better Delete Revision設定

[Check Revision Posts]をクリックします。

Better Delete Revision_02

リビジョン一覧が表示されますので、消去する場合は青く表示されているボタンをクリックします。

これで過去のリビジョンが消去されているはずです。