WordPressで作ったサイトのページをGoogleの「PageSpeed Insights」でテストしてみると、いくつかの修正点の中で「画像を最適化する」という指摘を受けました。

普段から、色数の少ないベタ面を多く含む平坦な画像には、gif形式を使用するなど、画像のデータサイズには気を使っていたつもりなのですが、それでもまだ最適化が必要という診断結果のようです。

いろいろ調べてみたところ、WordPressの場合は、プラグインの「EWWW Image Optimizer」を使えば、すでに使用している「uploads」フォルダ内にある画像も一括で圧縮、最適化してくれるようで、簡単そうなので早速プラグインをインストールし使ってみました。

WordPress.orgの下記ページやその他の紹介記事などを参考に「EWWW Image Optimizer」の設定などをしてみました。
https://wordpress.org/plugins/ewww-image-optimizer/

そして、[Start Optimizing]ボタンを押し、メディアライブラリ内にある過去のすべての画像の圧縮を試みました。

しかし、ほとんどの画像で、以下のように「No savings」となり圧縮できていない状況です。

念のため、「PageSpeed Insights」で分析してみたのですが、「EWWW Image Optimizer」を試してみる前と後では、変化がありませんでした。

「EWWW Image Optimizer」で「No savings」となったファイルを見てみると、どれもgifファイルと一部のjpegファイルでした。

もっともgif画像はデータサイズが少ないので、圧縮する必要はないという「EWWW Image Optimizer」の判断なのかもしれませんが、それでも「PageSpeed Insights」では要修正のままです。

いろいろ調べてみますと、下記WordPressのフォーラムに、プラグインの作者の回答がありました（翻訳ページ）。
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=https://wordpress.org/support/topic/plugin-ewww-image-optimizer-no-savings&prev=search

これによると、GIMPやPhotoshopなどの画像加工ソフトですでに最適化している画像については、再最適化は行わないというようなことが書いてあります。

確かに、私の場合は画像加工についてはPhotoshopを使用し、ある程度の最適化はしているつもりですが、それでも「PageSpeed Insights」で修正エラーが出てしまっては、ランキング等にも影響が出てきてしまいます。

どうやら「EWWW Image Optimizer」では、ここまでが限界なのかもしれず、やはり修正の指摘を受けた画像については、面倒ですがひとつひとつ個別に圧縮するなど最適化を行わなければならないようです。

ただ、jpegやpngファイルについては、ブラウザ上で簡単に圧縮できるサイトなどもありますが、gif画像についてはそうしたサイトがあまり見受けられません。

いろいろ探してみたところ、「Compressor.io」というサイトを見つけました。

「Compressor.io」は、GIFに限らず、JPG、PNG、SVG画像などのファイル形式に対応してくれ、ブラウザ上で簡単に圧縮を行ってくれます。もちろん無料です。

「Compressor.io」で、指摘を受けているgif画像を圧縮してみると、約5％圧縮できました。

そして、圧縮した画像を再アップロードし、その画像が使われているページを「PageSpeed Insights」で再分析してみると、無事クリアすることができました。

ただ、jpegファイルについては、すでにPhotoshopなどで最適化しているものについては、この「Compressor.io」でも圧縮されませんでした。

なので、この「Compressor.io」は、gifファイルのみで使って行こうと思います。