過去に使用されていたドメインだったことが発覚した時

今回、新規にドメインを取得しました。

そのドメインで早速サイトを公開し、Googleウエブマスターツールにも登録し、インデックスされるのを待っていました。

すると、ウエブマスターツール登録後4~5日目でしょうか、対象サイトのダッシュボードを見てみると、URLエラーとして「25見つかりませんでした」と表示されていました。

まだ登録したばかりなのになぜだろうとみてみると、どのURLも対象サイトとは関係のない、見たこともないURLばかりでした。

すぐに、中古ドメインだったんだなと気づきました。

ドメインの取得前に、被リンクなど簡単に調べた程度で、そのドメインの履歴までは調べていませんでした。

初めから中古ドメインを狙っていたのだったらまだしも、今回は、0から育てていく覚悟だったので、不意をつかれた格好です。

すぐにウエブマスターツールのメニューの[検索トラフィック]→[手動による対策]を見てみましたが、「手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした。」というメッセージでした。

とりあえず、スパム対策を受けたドメインではないことにホッとしました。

これならこのままこのドメインを使えるかなと思ったのです。

まだこの時点では、[サイトへのリンク]は反映されていませんでした。

調べていくうちに、ドメインの履歴をチェックできる「Wayback Machine」というツールがあることを知り、早速調べてみました。

調べたいドメインを検索ボックスに入力しクリックしてみると、確かに2007年~2011年の4年間使用されていたドメインで、現時点で約3年間の空白があることがわかりました。

ちなみに「Wayback Machine」は1999年以降に存在するWEBサイトのアーカイブ(記録)を確認することができます。

次に、カレンダーの日付をクリックして当時のサイト内容を確認してみると、おそらくアフィリエイトを運営していたのだなということ、トップページのテーマは今回自分が作っていこうとしているテーマとほぼ同じでしたが、各コンテンツはかなり幅広いテーマを扱っていて、多岐にわたっているページが多く全体のテーマが絞り切れていないような印象を受けました。

今度は違うツール「aguse」で、ブラックリストに載っていないかを確認しました。

対象ドメインが過去、フィッシングサイトやスパムサイトで使用されていてブラックリストに登録されていないかを確認できるというものです。

結果はいずれも「safe」で、少なくともブラックな使われ方をしていなかったことがわかりました。

別の被リンクチェックツールで被リンクを調べてみると、それほど被リンク数は無く、有効と思えるものは2~3個ほどでしたが、自分のサイトのテーマとは異なるサイトからのリンクでした。

おそらく、下層ページの別テーマのページと関連したリンクだったのではないかと思われます。

以上のような調査を終え、ブラックでもない、Gooleからのスパムも受けていない、被リンクもそれほど影響無さそうで、前向きにとらえれば若干ドメインエイジに期待できるかなと思い、このまま使おうと思ったのですが、実際にこのドメインが当たりかどうかはしばらく運営してみないとわかりません。

このまましばらく様子を見ようかとも思ったのですが、今回のサイトはできるだけ早めに軌道に乗せたいという事情もありましたし、なによりも、後々もし思うように順位が上がらなかった場合に、後悔しても後の祭りなので、まだ公開したばかりということもあり、違うドメインを取り直したという次第です。