Googleから「サイトへの不自然なリンク」による手動ペナルティを受けたのですが、解除に至るまでの経緯につきましては、こちらで詳しく記載しています。
このペナルティを受けた場合は、まず対象サイトの被リンクを調べなければ事が進みません。
WEB上にはさまざまな被リンクチェックツールがありますが、ツールによっては実際には被リンクがあるものの、被リンクが0となってしまったり、被リンクの一部しか取得できないなど、正直あまり役には立ちませんでした。
ここでは、私が今回、手動ペナルティの解除に至るまでに行った被リンクの調べ方についてまとめてみました。
Google 「Search Console」からリンクデータの取得
まずは、Googleも推奨しているように、Search Console上からリンクデータを取得しました。
取得するには、Search Consoleの[検索トラフィック]⇒[サイトへのリンク]画面の[リンク数の最も多いリンク元]の[詳細]をクリック、[最新のリンクをダウンロードする]をクリックし、ファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを開くと、とりあえずSearch Consoleで認識されている被リンクが一覧で表示されますので、一つ一つのリンクについて、ガイドラインに違反しているリンクがあるかどうかをチェックしていきます。
私の場合、ペナルティを受けた対象サイトへの被リンク数は約100前後と少なく、その内、自サイトからのリンク、および登録型検索エンジンへ自ら登録したものがほとんどでしたので、削除対象リンクの見当はほぼついています。
登録型検索エンジンからの被リンクは、ガイドラインで指摘されている「自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること」に明らかに該当しますので、これはすべて削除する覚悟はできていたのですが、自サイトからのリンクについては、リンク元のサイトはいずれもそれなりに作りこんだサイトだったことやガイドラインにおいても自サイトからのリンクについて明確に明記されていないことから、削除するかどうか迷っていました。
そこで、どういったリンクがペナルティになるのかをさらに調べるために、「akakurage.jp」さんのチェックツールを試してみました。
ペナルティ解除支援ツールakakurage.jp
このツールは、よくあるようなURLを入力して被リンクを調べるというものではなく、上記Search Consoleで取得したリンクデータファイルを元に、取得したリンクの危険度を独自の基準でチェックしてくれるというものです。
使い方は、まずメールアドレスで無料登録を行い、ログインしたマイページ上でSearchConsoleで取得したリンクデータファイルをダウンロード、「無料調査」をクリックすると、数秒後に調査結果が記載されたExelファイルがダウンロードできます。
ダウンロードしたExelファイルを開くと、以下のようにリンクを危険度に応じて分類してくれます。
もちろん、この調査結果がGoogleの手動ペナルティの基準に合致しているわけではありませんが、大量に被リンクがある場合など、ざっと分類する場合にはとても便利なツールだと思いました。
特に、リンクごとにアンカーテキストなども表示されますので、アンカーテキストのチェックなどでとても役に立ちました。
「-site:」を使って調べる
上記のような方法を用いて、ペナルティの対象となっている被リンクを削除し、再審査リクエストを数回送ったのですが、Search Consoleで取得したリンクデータファイルの中のナチュラルリンク以外のほぼすべてのリンクを削除したにもかかわらず、承認されないという事態が起きました。
Search Consoleではすべての被リンクを取得できるわけではないということは聞いていましたので、他の方法で調べる必要が出てきました。
いろいろ調べてみると、Google以外の調査ツールとして、以下のようなサービスもありました。
しかし、いずれも英語のサイトで使いにくく、無料で利用する場合には一部制限されているなど、あまり使い勝手がよくないと判断し使いませんでした。
そこでやってみたのが、「-site:」を使って調べる方法です。
Googleの検索ボックスに、まず対象サイトのURLを記入し、その後に半角スペース+ハイフン+site+コロンの後に再度URLを入力(2回目のURLはhttp://があってもなくてもいいようです)して検索します。
http://example.com -site:example.com
この方法でやってみると、上記Search Consoleで取得したリンクデータファイル以外のリンクもいくつか確認できます。
私の場合、海外のドメイン業者?でしょうか、英語サイト、中国語サイト、さらに中東系のサイトなど対象URLがリンクされているサイトを多く確認することができました。
もちろん、こうした外国語のサイトからのリンクはこちらが人為的に貼ったリンクではありませんので、そのまま放置しており、手動ペナルティが解除となった現在でもそのままにしているので、こうした勝手に貼られたリンクは再審査には影響ないようです。
また、この「-site:」を使って調べる方法も完全ではありませんが、中には登録型検索エンジンに登録していたものをこちらが忘れてしまっていて、Search Consoleでも取得されなかったリンクを見つけることができましたので、利用価値はありそうです。